研究課題
若手研究(B)
一次繊毛は細胞表面から突出する細胞内小器官であるが、そこには650種以上もの蛋白が局在する。Invは内臓逆位とともに嚢胞腎を発症するinvマウスの責任遺伝子産物である。人においては、2型若年性ネフロン癆(NPHP2)の原因遺伝子でもある。我々は、Invがこれまで見出されていなかった一次繊毛基部領域に局在することを発見し、この領域を「Invコンパートメント」と名づけた。さらに本研究において、Nphp3,Nphp9/Nek8蛋白がInvコンパートメントに局在することを見出した。また、Nphp3,Nphp9/Nek8のコンパートメント局在はInvにより制御されていた。Inv,Nphp3,Nphp9/Nek8の欠失マウスは内臓逆位とともに嚢胞腎を発症するため、我々が見出した繊毛基部領域は、繊毛内における反応場として機能していることが推測される。
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