研究概要 |
本研究では,エンドセリンA型受容体(ET_AR)作動性チャネルとして機能するTRPCチャネルの機能制御機構について検討した。その結果,(1) TRPC3及びTRPC6がET_AR作動性Ca^<2+>チャネルとして機能すること,(2) G_<q/11>タンパク質,ホスホリパーゼC, Src, PI3キナーゼ,カルモジュリン(CaM)及びCaM/IP_3受容体結合ドメインがTRPC3/6を介した受容体作動性Ca^<2+>流入に関与すること,(3)プロテインキナーゼAによるTRPC6の28番目のセリン残基のリン酸化によって, TRPC6の機能が抑制されること,を明らかにした。
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