研究課題/領域番号 |
21790248
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
相崎 良美 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (30458525)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 心血管 / 血液 / ACE阻害薬 / レニン-アンジオテンシン系 / 循環器 / 高血圧 |
研究概要 |
アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬には、他のレニンアンギオテンシン系(RAS)抑制薬にはない種々の多様性効果が報告されている。特に、ACE阻害薬の多様性効果による臓器保護作用が注目されている。アンジオテンシンII(Ang II)慢性刺激による高血圧ラットを作製し、この環境下でのACE阻害薬のAng II産生抑制以外の効果を解析した。ACE 阻害薬投与による血圧降下は確認されなかったが、心臓の線維化および心機能の低下が抑えられていたことを明らかにした。ACE阻害薬のRAS抑制非依存的効果は、ACE細胞内情報伝達活性化によって誘導されたシクロオキシゲナーゼ-2(cyclooxygenase-2:COX-2)を介したものであると考えられる。これはCOX-2がACE阻害薬の多様性効果の1つに関与する初めての報告である。
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