研究概要 |
網膜色素変性症(RP)の原因の1つに視細胞ホスホジエステラーゼ6(PDE6)サブユニットの変異が挙げられる.本研究は, Pde6aに変異を持つRPモデルマウスであるnmf363,およびPde6bに変異を持つRPモデルマウスであるnmf137において,活性酸素産生酵素の1つであるNADPHオキシダーゼの阻害薬であるアポシニンや,抗酸化能を併せ持つCa^<2+>チャネルブロッカーであるニルバジピンが,それぞれ視細胞保護効果を示すことを明らかにした.これらの薬物はRP患者の治療に用いることができる可能性がある.
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