ES及びiPS細胞の腫瘍原性喪失を志向したLATS2の機能解析

• 研究課題/領域番号: 21790290
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 医化学一般
• 研究機関: 埼玉医科大学
• 研究代表者: 菱田 友昭 埼玉医科大学, 医学部, 研究員 (80521062)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2009年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
• キーワード: 移植・再生医療 / 癌 / 再生医学

研究概要

ES及びiPS細胞は様々な細胞に分化できる一方でがん化する可能性を有するため、これらの細胞の腫瘍原性克服が急務である。そこで我々はがん抑制遺伝子LATS2に注目し、ES細胞における機能解析と腫瘍原性への関与について検討した。その結果、LATS2はES細胞の増殖能および腫瘍原性を低下させることが明らかとなった。しかし、ES細胞においてLATS2を発現させると不安定化したことから、ES細胞では抗がん性因子を除去するシステムが存在する可能性が示唆された。