がん転移巣形成におけるHIFの機能解析

• 研究課題/領域番号: 21790304
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 病態医化学
• 研究機関: 筑波大学
• 研究代表者: 山下 年晴 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教 (50400677)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円); 2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: 分子腫瘍学 / 低酸素応答転写因子 / がん / がん転移 / 低酸素応答 / 血管新生

研究概要

HIF-2αノックダウンマウスにおいて転移に関与すると推測されるVCAM-1の発現低下が転移標的組織にて認められ,VCAM-1がHIF-2αの標的であり転移に関与していることが示唆された.そこで血行性転移モデルを用いて生体における解析を行ったところ肝臓転移巣数がWTマウス(5.0±1.0個/field)に比べHIF-2αノックダウンマウス(2.8±0.76)では約40%抑制されることが明らかとなった.

研究成果

• [雑誌論文] Identification of human placenta-derived mesenchymal stem cells involved in re-endothelialization. (2011)
  • 著者名/発表者名: Tu TC, Kimura K, Nagano M, Yamashita T, Ohneda K, Sugimori H, Sato F, Sakakibara Y, Hamada H, Yoshikawa H, Son HN, Ohneda O.
  • 雑誌名: J Cell Physiol. 226(1) ページ: 224-235
  • 査読あり
• [雑誌論文] Identification of human placenta derived mesenchymal stem cells involved in re-endothelialization. (2011)
  • 著者名/発表者名: Tu TC, Kimura K, Nagano M, Yamashita T, Ohneda K, Sugimori H, Sato F, Sakakibara Y, Hamada H, Yoshikawa H, Son HN, Ohneda O
  • 雑誌名: J Cell Physiol. 巻: Jan 226(1) ページ: 224-235
  • 査読あり
• [雑誌論文] Molecular therapeutic targets for glioma angiogenesis. (2010)
  • 著者名/発表者名: Takano S, Yamashita T, Ohneda O.
  • 雑誌名: J Oncol. 35 ページ: 1908-1918
  • 査読あり
• [雑誌論文] Hypoxia responsive mesenchymal stem cells derived from human umbilical cord blood are effective for bone repair. (2010)
  • 著者名/発表者名: Nagano M, Kimura K, Yamashita T, Ohneda K, Nozawa D, Hamada H, Yoshikawa H, Ochiai N, Ohneda O.
  • 雑誌名: Stem Cells Dev. 19(8) ページ: 1195-1210
  • 査読あり
• [雑誌論文] Hypoxia responsive mesenchymal stem cells derived from human umbilical cord blood are effective for bone repair. (2010)
  • 著者名/発表者名: Nagano M, Kimura K, Yamashita T, Ohneda K, Nozawa D, Hamada H, Yoshikawa H, Ochiai N, Ohneda O
  • 雑誌名: Stem Cells Dev. 巻: Aug 19(8) ページ: 1195-1210
  • 査読あり
• [雑誌論文] Molecular therapeutic targets for glioma angiogenesis. (2010)
  • 著者名/発表者名: Takano S, Yamashita T, Ohneda O
  • 雑誌名: J Oncol. 巻: 35 ページ: 1908-1918
  • 査読あり
• [雑誌論文] Hypoxia responsive mesenchymal stem cells derived from human umbilical cord blood are effective for bone repair (2010)
  • 著者名/発表者名: Nagano M, Kimura K, Yamashita T, Ohneda K, Nozawa D, Hamada H, Yoshikawa H, Ochiai N, Ohneda O.
  • 雑誌名: Stem Cells Dev. Mar26
  • 査読あり
• [学会発表] 血管内皮細胞におけるHIF因子とがん転移との関連性の解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山下年晴, 小林里美, 坪井一輝, 長野真澄, 大根田修
  • 学会等名: 第8回がんとハイポキシア研究会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2011-01-30
• [学会発表] 原発性乳がん細胞を用いた低酸素応答性における機能解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 白石章, 木村健一, 長野真澄, 山下年晴, 坂東裕子, 原尚人, 大根田修
  • 学会等名: 第8回がんとハイポキシア研究会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2011-01-30
• [学会発表] マウス肺の内皮細胞におけるHypoxia Inducible Factor-3αの機能解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小林里美, 山下年晴, 長野真澄, 木村健一, 大根田修
  • 学会等名: 第8回がんとハイポキシア研究会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2011-01-30
• [学会発表] HIF-2α knockdown miceを用いたマウス成体造血機構における機能解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 坪井一輝、山下年晴、木村健一、大根田修
  • 学会等名: 第8回がんとハイポキシア研究会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2011-01-30
• [学会発表] Glioblastoma抑制に関するヒト間葉系幹細胞の影響についての機能解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 秋本恵子、木村健一、長野真澄、高野晋吾、山下年晴、大根田修
  • 学会等名: 第8回がんとハイポキシア研究会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2011-01-30
• [学会発表] 低酸素応答性の高い間葉系幹細胞を用いた骨治療 (2011)
  • 著者名/発表者名: 木村健一, 長野真澄, 山下年晴, 野澤大輔, 濱田洋美, 落合直之, 吉川裕之, 大根田修
  • 学会等名: 第8回がんとハイポキシア研究会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2011-01-30
• [学会発表] 機能性が高い血管内皮前駆細胞の網膜色素変性症モデルマウスへの投与効果の検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 福田慎一, 長野真澄, 山下年晴, 大鹿哲郎, 大根田修
  • 学会等名: 第8回がんとハイポキシア研究会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2011-01-30
• [学会発表] 腫瘍血管内皮細胞におけるHIF機能解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山下年晴, 小林里美, 坪井一輝, 長野真澄, 大根田修
  • 学会等名: 第33回日本分子生物学会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2010-12-08
• [学会発表] マウス肺の血管内皮細胞におけるHIF-3alphaの機能解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林里美, 山下年晴, 長野真澄, 木村健一, 大根田修
  • 学会等名: 第33回日本分子生物学会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2010-12-08
• [学会発表] マウス造血微小環境におけるHIF-2alphaの機能解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 坪井一輝, 山下年晴, 木村健一, 大根田修
  • 学会等名: 第33回日本分子生物学会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2010-12-08
• [学会発表] 低酸素応答性における乳がん細胞の機能解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 白石章, 木村健一, 長野真澄, 山下年晴, 板東裕子, 原尚人, 大根田修
  • 学会等名: 第69回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2010-09-24
• [学会発表] 低酸素応答性における乳がん細胞の機能解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 白石章, 木村健一, 長野真澄, 山下年晴, 板東裕子, 原尚人, 大根田修
  • 学会等名: 第69回日本癌学会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2010-09-24
• [学会発表] グリオブラストーマ抑制に関するヒト間葉系幹細胞の影響についての機能解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 秋本恵子, 木村健一, 長野真澄, 高野晋吾, 山下年晴, 大根田修
  • 学会等名: 第69回日本癌学会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2010-09-23
• [学会発表] CXCR7特異抑制物質による膠芽腫血管新生および増殖の抑制 (2010)
  • 著者名/発表者名: 高野晋吾, 益子良太, 山下年晴, 大根田修, 大須賀覚, 松村明
  • 学会等名: 第69回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2010-09-22
• [学会発表] CXCR7特異抑制物質による膠芽腫血管新生および増殖の抑制 (2010)
  • 著者名/発表者名: 高野晋吾, 益子良太, 山下年晴, 大根田修, 大須賀覚, 松村明
  • 学会等名: 第69回日本癌学会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2010-09-22
• [学会発表] ヒト血管内皮細胞の虚血改善能におけるHIF-2αとCXCR4の機能解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 長野真澄, 山下年晴, 濱田洋美, 大根田絹子, 木村健一, 吉川裕之, 大根田修
  • 学会等名: 第9回日本再生医療学会
  • 発表場所: 広島
  • 年月日: 2010-03-18
• [学会発表] 脂肪組織由来間葉系幹細胞と骨髄由来間葉系幹細胞の in vivo 機能解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 木村健一, 長野真澄, 山下年晴, 秋本恵子, 野澤大輔, 杉森治彦, 落合直之, 榊原譲, 大根田修
  • 学会等名: 第9回 日本再生医療学会
  • 発表場所: 広島国際会議場
  • 年月日: 2010-03-18
• [学会発表] 低酸素条件下におけるES細胞の神経分化 (2010)
  • 著者名/発表者名: 趙陽, 高崎(松尾)真美, 長野真澄, 山下年晴, 木村健一, 坪井一輝, 大根田修
  • 学会等名: 第9回 日本再生医療学会
  • 発表場所: 広島国際会議場
  • 年月日: 2010-03-18
• [学会発表] ヒト血管内皮細胞の虚血改善能におけるHIF-2αとCXCR4の機能解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 長野真澄, 山下年晴, 濱田洋美, 大根田絹子, 木村健一, 吉川裕之, 大根田修
  • 学会等名: 第9回 日本再生医療学会
  • 発表場所: 広島国際会議場
  • 年月日: 2010-03-18
• [学会発表] がん転移形成におけるHIF-2alphaの機能解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 山下年晴, 長野真澄, 坪井一輝, 大根田修
  • 学会等名: 第32回分子生物学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-12-10
• [学会発表] Hypoxia induciblefactor-3αの機能解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林里美, 山下年晴, 植田崇史, 中井秀人, 長野真澄, 大根田修
  • 学会等名: 第32回分子生物学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-12-10
• [学会発表] がん転移形成におけるHIF-2alphaの機能解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 山下年晴, 長野真澄, 坪井一輝, 大根田修
  • 学会等名: 第32回分子生物学学会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2009-12-10
• [学会発表] Mesenchymal stem cells is useful for cell therapy of glioblastoma multiforme (2009)
  • 著者名/発表者名: 秋本恵子, 木村健一, 長野真澄, 高野晋吾, 山下年晴, 大根田修
  • 学会等名: 第32回分子生物学学会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2009-12-10
• [学会発表] Hypoxia inducible factor-3αの機能解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林里美, 山下年晴, 植田崇史, 中井秀人, 長野真澄, 大根田修
  • 学会等名: 第32回分子生物学学会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2009-12-10
• [学会発表] がん転移巣形成におけるHIF-2alphaの機能解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 山下年晴, 長野真澄, 坪井一輝, 大根田修
  • 学会等名: 第七回がんとハイポキシア研究会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2009-12-05
• [学会発表] がん転移巣形成におけるHIF-2alphaの機能解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 山下年晴, 長野真澄, 坪井一輝, 大根田修
  • 学会等名: 第七回がんとハイポキシア研究会
  • 発表場所: 京都大学百周年時計台記念館
  • 年月日: 2009-12-05
• [学会発表] Hypoxia inducible factor-3αの機能解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小林里美, 山下年晴, 植田崇史, 中井秀人, 長野真澄, 大根田修
  • 学会等名: 第七回がんとハイポキシア研究会
  • 発表場所: 京都大学百周年時計台記念館
  • 年月日: 2009-12-05
• [学会発表] SDF-1とCXCR7はグリオーマの血管新生の重要な標的分子である (2009)
  • 著者名/発表者名: 高野晋吾, 山下年晴, 長野真澄, 大須賀覚, 益子良太, 大根田修
  • 学会等名: 第68回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-10-01
• [学会発表] SDF-1とCXCR7はグリオーマの血管新生の重要な標的分子である (2009)
  • 著者名/発表者名: 高野晋吾, 山下年晴, 長野真澄, 大須賀覚, 益子良太, 大根田修
  • 学会等名: 第68回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2009-10-01
• [学会発表] 治療効果の高い間葉系幹細胞の単離およびその機能解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 木村健一, 長野真澄, 山下年晴, 野澤大輔, 濱田洋実, 落合直之, 吉川裕之, 大根田修
  • 学会等名: 平成21年度 日本生化学会 関東支部例会
  • 発表場所: つくば国際会議場
  • 年月日: 2009-06-20
• [学会発表] ヒト間葉系幹細胞を用いたグリオグラストーマの細胞治療と機能解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 秋本恵子, 木村健一, 長野真澄, 高野晋吾, 山下年晴, 大根田修
  • 学会等名: 平成21年度 日本生化学会 関東支部例会
  • 発表場所: つくば国際会議場
  • 年月日: 2009-06-20
• [備考] ホームページ等
  • URL: http://www.md.tsukuba.ac.jp/stemcell/