研究課題
若手研究(B)
Wntシグナルに対して拮抗的に機能する分泌性蛋白質のDkk1は脂質ラフトに局在するLRP6を非脂質ラフト分画に移行させ、クラスリン依存性にLRP6のエンドサイトーシスを誘導することによりβ-カテニン経路を抑制した。一方、β-カテニン非依存性経路を活性化するWnt5aはRacを活性化するが、その活性化には共役受容体のRor1/2やアレスチンとクラスリン依存性のエンドサイトーシス経路が必要であった。以上の知見はエンドサイトーシスによるWntシグナル経路の活性制御機構の一端を明らかにしたものである。
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