研究課題
若手研究(B)
RCAS/tv-aシステムと呼ばれる脳腫瘍マウスモデルを国内で初めて使用し、PDGFB遺伝子導入による悪性神経膠腫と、Shh遺伝子導入による髄芽腫の作成に成功した。また、Shhとp53 short hairpinの遺伝子導入による髄芽腫や、c. Mycの遺伝子導入による新しい髄芽腫マウスモデルも作成し、現在解析中である。さらに、新たな脳内注射法による脳腫瘍作成方法を開発し、脳神経外科専門誌に発表した(J Neurosurg. 2012. 116 : 630-635)。これらの成果は、稀少な脳腫瘍に対する有効な治療薬の開発と発生機序の解明に貢献できると思われる。
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