研究課題
若手研究(B)
本研究は、三日熱マラリア原虫とその近縁サルマラリア原虫における表面抗原分子(MSP-1,CSP)と赤血球侵入に関与する分子(AMA-1)の進化的特徴を明らかにし、マラリア原虫における宿主適応戦略を知る手がかりを得る事を目的とした。MSP-1は、宿主であるアジアマカク類の適応放散(約300-600万年前)と共に多様化が起こった事が示唆された。また、置換するアミノ酸領域やサイトは種間で共通であるが、選択されたアミノ酸は種によって異なり、多様化選択が働く事が示唆された。AMA-1では、MSP-1と同様の傾向が見られたが、CSPでは繰り返し配列によって多様な宿主からの免疫を回避する機構が発達した可能性が示唆された。
すべて 2011 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 9件) 学会発表 (11件) 備考 (2件)
Current Biology 20
ページ: 1283-1289
BMC Evolutionary Biology 10
ページ: 52-52
PLoS ONE 5(5)
Molecular Biology and Evolution 27
ページ: 1107-1116
Current Biology
巻: 20 ページ: 1283-1289
PLoS ONE
巻: 5(5)
BMC Evolutionary Biology (印刷中)
Molecular Biology and Evolution (印刷中)
Infection, Genetics and Evolution 9
ページ: 248-255
http://www.biken.osaka-u.ac.jp/annual.html