研究課題
若手研究(B)
H1~16亜型鳥インフルエンザウイルスのなかで、ニワトリに対して高病原性のウイルスはH5とH7亜型にしか認められない。H5とH7亜型のウイルスだけが高病原性を獲得する要因、すなわちH5とH7ウイルスのHA蛋白開裂部位にだけ連続した塩基性アミノ酸の挿入が起こる要因を明らかにするため、これまでの学術的背景から「H5とH7亜型の遺伝子には塩基性アミノ酸の挿入を誘引する特有の塩基配列がある」のではないかと推測し、H1からH16全ての亜型のHA遺伝子データバンクの情報を網羅的に比較解析した。その結果、高病原性化に必要なすなわち塩基性アミノ酸の挿入を誘引する共通配列候補を見つけた。また渡り鳥から分離された非病原性のH5とH6ウイルスについて遺伝子解析を行い、H5とH7亜型が持つ共通配列の検索を行った。その結果、H5のウイルスにも共通配列と考えられる配列が認められたのに対し、H6ウイルスには認められなかった。今後は共通配列を導入した変異ウイルスの作出し、それらを用いて比較解析を行いたい。
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