研究課題/領域番号 |
21790555
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
友杉 充宏 京都府立医科大学, 医学部, プロジェクト研究員 (60533429)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 癌 / microRNA / 予防法開発 / 細胞周期停止 / RB / miR-34a / p53 / プロモーター |
研究概要 |
miR-34aは癌抑制的に働くmicroRNAである。既知の癌予防食品成分からmiR-34a発現を調節している物質を見つけるため、様々な食品成分を使用し、RB失活癌細胞に対してG1期における細胞周期停止を促す物質の探索を行った結果、いくつかの食品成分を見いだした。 これらの候補物質の中から、リアルタイムPCRを用いて実際にmiR-34a発現量を測定することで、miR-34a発現上昇を誘導する物質としてフラボンを見いだした。また、miR-34aターゲットタンパク質の減少をウエスタンブロットで確認し、miR-34a発現上昇との関係を検証した。 これらの結果から、食品成分による生体内microRNAの調節は可能であると考えられる。さらに、フラボンによる癌細胞増殖抑制効果におけるmiR-34aの関与の程度を調べることで、「microRNA調節化学予防法」の実現が充分期待出来る。
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