研究課題
若手研究(B)
アルコールをはじめとする濫用薬物は長期の使用により依存を形成し、一度依存が形成されてしまうと断薬期間があっても再度の摂取により再び依存に陥るフラッシュバック現象を引き起こすことが知られている。また、飲酒者の死亡例については血中アルコール濃度とその中枢神経系に及ぼす影響を考慮しなければならず、アルコールの作用発現機序を考えることは重要である。本研究では、エタノール単回投与によってマイクロRNAが12時間以上におよぶ持続的な発現増加することを明らかにした。また、エタノール投与後の脳内においてヒストンアセチル化の増加が認められることを見いだし、この現象がどの脳部位で生じているのかを明らかにした。さらに、依存モデル動物の脳内においてマイクロRNAの上昇が認められることを明らかにし、エタノールの依存にマイクロRNAが関与する可能性を示唆した。
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Alcohol Biomed.Res. In press
Alcohol Biomed.Res. 29
ページ: 52-54
アルコールと医学生物学
巻: 29 ページ: 52-54