研究課題
若手研究(B)
大建中湯を非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と同時に内服させると、プラセボ群と比べて、IL-12(p40),IL-16,IL-17,IL-18,TRAIL,MIP1-α,TNF-αといった炎症に関連するサイトカインの産生を有意に抑制させた。また、カプセル内視鏡の小腸炎症所見もプラセボ群に比べて軽度であった。このことから、大建中湯は、NSAIDs起因性小腸潰瘍に対する予防効果を持つ可能性があることが示唆された。