膵管上皮細胞の上皮間様相互作用における遺伝子変化

• 研究課題/領域番号: 21790645
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 消化器内科学
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 菅野 敦 東北大学, 病院, 助教 (70509190)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円); 2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: 膵癌 / 慢性膵炎 / K-ras / miRNA / 膵星細胞

研究概要

1.K-ras 変異を導入した膵管正常上皮細胞株(Human Pancraetic Duct Epithelial Cell:HPDE)と膵星細胞(Pancreatic stellate cell:PSC)の確立
正常膵管上皮細胞株(Human Pancraetic Duct Epithelial Cell:HPDE)にcodon12の変異を有する人癌遺伝子であるKras^<G12V>が組み込まれたretroviral vector pBabepuro-KRAS4B^<G12V>を導入した。HPDEにK-rasが導入されたことを確認済みである。同様の方法で人膵星細胞とラット膵星細胞にもKras^<G12V>を試みている。
2.K-ras変異を導入したHPDEとPSCの共培養により変化を来す遺伝子群の同定
(1)HPDE にKras変異を導入したHPDE-Kras^<G12V>と人膵星細胞を各々共培養し、共培養によって変化する遺伝子群をmicroarrayの手法を用い、その変化を調べている。
(2)同様にその変化をmiRNAについてもmiRNA microarrayの手法を用いて調べる予定である。

研究成果

• [雑誌論文] Intraductal papillary mucininous neoplasm of the bile ducts : multimodality assessment with pathologic correlation. (2011)
  • 著者名/発表者名: Takanami K, Yamada T, Tsuda M, Takase K, Ishida K, Nakamura Y, Kanno A, Shimosegawa T, Unno M, Takahashi S.
  • 雑誌名: Abdom Imaging. 印刷中
  • 査読あり
• [雑誌論文] 【IPMNにおける「国際診療ガイドライン」の検証】手術例と経過観察例から導き出した分枝型IPMNの治療方針 (2010)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 佐藤賢一, 下瀬川徹
  • 雑誌名: 胆と膵 30巻3号 ページ: 245-249
• [雑誌論文] 類円形を呈した胆管内乳頭状腫瘍の一例 (2010)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 佐藤賢一, 廣田衛久, 正宗淳, 片寄友, 海野倫明, 石田和之, 全陽, 下瀬川徹
  • 雑誌名: 胆道 23巻4号 ページ: 677-683
  • NAID: 10030360783
  • 査読あり
• [雑誌論文] 目でみるトレーニング (2010)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 下瀬川徹
  • 雑誌名: Medicina 第47巻 第6号 ページ: 1093-1099
• [雑誌論文] 術前に診断し得た下部胆管原発腺内分泌細胞癌の1例 (2010)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 佐藤賢一, 廣田衛久, 正宗淳, 高舘達之, 力山敏樹, 海野倫明, 石田和之, 下瀬川徹
  • 雑誌名: 胆道 24巻5号 ページ: 714-721
  • NAID: 10030361596
  • 査読あり
• [雑誌論文] Granular cell tumor of the pancreas : A case report and review of literature. (2010)
  • 著者名/発表者名: Kanno A, Satoh K, Hirota M, Hamada S, Umino J, Itoh H, Masamune A, Egawa S, Motoi F, Unno M, Ishida K, Shimosegawa T.
  • 雑誌名: World J Gastrointest Oncol. 2(2) ページ: 121-124
  • 査読あり
• [雑誌論文] Prediction of invasive carcinoma in branch type intraductal papillary mucinous neoplasms of the pancreas. (2010)
  • 著者名/発表者名: Kanno A, Satoh K, Hirota M, Hamada S,Umino J, Itoh H, Masamune A, Asakura T, Shimosegawa T.
  • 雑誌名: J Gastroenterol. 45(9) ページ: 952-959
  • NAID: 10027699047
  • 査読あり
• [雑誌論文] Prediction of invasive carcinoma in branch type intraductal papillary mucinous neoplasms of the pancreas. (2010)
  • 著者名/発表者名: Kanno A, Satoh K, et a
  • 雑誌名: J Gastroenterol. 巻: 45 ページ: 952-9
  • NAID: 10027699047
  • 査読あり
• [雑誌論文] Intraductal papillary mucininous neoplasm of the bile ducts : multimodality assessment with pathologic correlation. (2010)
  • 著者名/発表者名: Takanami K, Yamada T, Tsuda M, Takase K, Ishida K, Nakamura Y, Kanno A, et al
  • 雑誌名: Abdom Imaging. 巻: 20
  • 査読あり
• [雑誌論文] 目でみるトレーニング (2010)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 下瀬川徹
  • 雑誌名: Medicina 巻: 47 ページ: 1093-1099
• [雑誌論文] 術前に診断し得た下部胆管原発腺内分泌細胞癌の1例 (2010)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 佐藤賢一, 他
  • 雑誌名: 胆道 巻: 24 ページ: 714-721
  • NAID: 10030361596
  • 査読あり
• [雑誌論文] Granular cell tumor of the pancreas : A case report and review of literature (2010)
  • 著者名/発表者名: Kanno A.Satoh K., et al.
  • 雑誌名: World Journal of Gastroenterology 2 ページ: 121-124
  • 査読あり
• [雑誌論文] 手術例と経過観察例から導き出した分枝型IPMNの治療方針 (2009)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 佐藤賢一, 下瀬川徹
  • 雑誌名: 胆と膵 30 ページ: 245-249
• [雑誌論文] 類円形を呈した胆管内乳頭状腫瘍の一例 (2009)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 佐藤賢一, 他
  • 雑誌名: 胆道 23 ページ: 677-683
  • NAID: 10030360783
  • 査読あり
• [学会発表] 自己免疫性膵炎の治療と予後 自己免疫性膵炎の再燃に関する検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 佐藤賢一, 下瀬川徹
  • 学会等名: 日本消化器病学会大会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2010-10-13
• [学会発表] Standard steroid therapy for autoimmune pancreatitis (2010)
  • 著者名/発表者名: A Kanno, T Kamisawa, T Shimosegawa, K Okazaki, T Nishino, H Watanabe, F Okumura, T Nishikawa, K Kobayashi, T Ichiya, H Takatori, K Yamakita, K Kubota, H Hamano, K Okamura, K Hirano, T Ito, S B H Ko, M Omata
  • 学会等名: IAP and JPS 2010
  • 発表場所: Fukuoka
  • 年月日: 2010-07-10
• [学会発表] ワークショップ5:自己免疫性膵炎をめぐる新たな展開 IgG4陰性自己免疫性膵炎の診断基準における位づけ (2010)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 佐藤賢一, 下瀬川徹
  • 学会等名: 第96回日本消化器病学会総会
  • 発表場所: 新潟
  • 年月日: 2010-04-23
• [学会発表] シンポジウム10:膵IPMNの手術適応の見直し分枝型IPMNの手術適応の再検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 佐藤賢一, 下瀬川徹
  • 学会等名: 第96回日本消化器病学会総会
  • 発表場所: 新潟
  • 年月日: 2010-04-22
• [学会発表] ポスター 膵管内乳頭粘液腫瘍(IPMN)の手術適応と切離線を決定するための検査法 (2009)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 佐藤賢一, 下瀬川徹
  • 学会等名: JDDW 2009
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2009-10-17
• [学会発表] ワークショップ 自己免疫性膵炎関連疾患の病因病態IgG4陰性自己免疫性膵炎の臨床的背景の検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 佐藤賢一, 下瀬川徹
  • 学会等名: JDDW 2009
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2009-10-14
• [学会発表] 自己免疫性膵炎の治療と予後 自己免疫性膵炎の再燃に関する検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 佐藤賢一, 下瀬川徹
  • 学会等名: JDDW 2010
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-10-13
• [学会発表] 下部胆管に発生した腺内分泌細胞癌の一例 (2009)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 佐藤賢一, 正宗淳, 廣田衛久, 菊田和弘, 粂潔, 濱田晋, 渡辺崇, 伊藤広通, 下瀬川徹, 高舘達之, 力山敏樹, 海野倫明, 石田和之
  • 学会等名: 第45回日本胆道学会
  • 発表場所: 千葉
  • 年月日: 2009-09-18
• [学会発表] ワークショップ2 自己免疫性膵炎診断基準2006の再評価 診断基準の国際化に向けて当科における自己免疫性膵炎診断基準2006の検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 佐藤賢一, 下瀬川徹
  • 学会等名: 第40回日本膵臓学会大会
  • 発表場所: 東京?
  • 年月日: 2009-07-30
• [学会発表] 膵外病変からみた自己免疫性膵炎 (2009)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 佐藤賢一, 下瀬川徹
  • 学会等名: 第95回日本消化器病学会総会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2009-05-07
• [図書] 自己免疫性膵炎 1 超音波見て診て学ぶ 膵腫瘍の画像診断(木村理著) (2010)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 佐藤賢一, 下瀬川徹
  • 出版者: 永井書店
• [図書] 見て診て学ぶ 膵腫瘍の画像診断 (2009)
  • 著者名/発表者名: 菅野敦, 佐藤賢一, 他
  • 総ページ数: 391
  • 出版者: 永井書店