研究課題/領域番号 |
21790649
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
千葉 哲博 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (00381583)
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連携研究者 |
岩間 厚志 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (70244126)
宮城 聡 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教 (20400997)
横須賀 収 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (90182691)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2009年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 癌幹細胞 / 肝臓癌 / ポリコーム群遺伝子 / 自己複製能 / BMI1 / EZH2 / DZNep |
研究概要 |
ポリコーム(PcG)群遺伝子はPRC1とPRC2の2つの複合体を形成し、Ink4a-Arfなどの標的分子の発現を負に制御する。PRC1の主要な構成分子であるBmi1は、多くの幹細胞システムに共通な自己複製制御分子であるが、申請者らはBmi1欠損肝幹細胞およびInk4a-Arf欠損肝幹細胞を詳細に解析し、Bmi1がInk4a-Arf依存的あるいは非依存的に自己複製能維持や腫瘍形成能の獲得に関与することを明らかにした(Chiba et al, Hepatology 52:1111,2010)。さらに、Bmi1の新規標的分子として、マイクロアレイ解析によりSRY(sex determining region Y)-box 17(SoX17)を含む5個の候補遺伝子を同定した。 また、PRC2の主要な構成分子であるEzh2の機能解析を行った結果、正常肝幹細胞および肝癌幹細胞の自己複製能維持においても、重要であることを見出だした(Chiba et al,J Hepatol52:854,2010)。さらに低分子化合物3-deazaneplanocin A(DZNep)によるPRC2の機能阻害が、肝癌幹細胞を標的とした新たなアプローチとなりえる可能性を示した(論文投稿中)。
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