研究課題
若手研究(B)
我々は、筋細胞に特異的に発現している遺伝子MURC を単離・同定した。そして、MURCはカベオラに局在し、caveolin-3やPTRF/cavin-1、SDPR/cavin-2、SRBC/cavin-3と結合することを見出した。心臓特異的にMURCを発現するトランスジェニックマウス(Tg-MURC)では、心不全と不整脈がみられるが、MURC を培養心筋細胞に過剰発現させるとカベオラのサイズが大きくなり、Tg-MURCではカベオラの形態に異常がみられることを示した。現在、MURCがカベオラに作用し心不全や不整脈発症に関与していると考え、その分子機構を解明中である。
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Mol Cell Biol. 28
ページ: 3424-3436
Am J Physiol-Cell Physiol. 295