研究課題/領域番号 |
21790907
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
真田 昌 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (20529044)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2009年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 骨髄異形成症候群 / ゲノム / 遺伝子変異 / LOH |
研究概要 |
骨髄異形成症候群(MDS)の高密度SNPアレイ解析により約30%の症例に観察されるコピー数の変化を伴わないLOH(aUPD)領域内には、標的候補である遺伝子変異が高頻度に存在する。そこで同領域内の標的遺伝子探索を行い、4番染色体長腕aUPD例においてTET2遺伝子変異が高頻度に生じており、同領域の標的遺伝子であることが明らかとなった。TET2変異はMDSおよび関連疾患の約30%の症例で認められ、MDSの病態に重要な役割を担っていると予想される。一方、SNPアレイの解析によっても、コピー数異常やUPDを有さない症例はMDSの20-30%存在し、ゲノム異常領域からのアプローチには限界がある。そこで近年、急速な技術革新が見られている次世代リシークエンサを活用したtarget-capture sequencingによるMDSにおける新規変異遺伝子の網羅的な探索を試み、20例のMDS症例の全エクソン解析により、約200個の腫瘍細胞特異的な変異が同定された。既知の標的遺伝子変異の他にも、多数の新規遺伝子変異が含まれた。複数の症例において共通して観察される遺伝子変異もあり、現在、それらの変異の多数例における頻度の解析を進めている。今後、本アプローチにより、治療標的となり得る分子が同定されることが期待される。
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