研究課題/領域番号 |
21790917
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
保仙 直毅 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (10456923)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 多発性骨髄腫 / 腫瘍幹細胞 / 癌幹細胞 / 抗体療法 / 抗体医薬 |
研究概要 |
骨髄腫患者由来CD19^+B細胞をNOGマウスへ移植した。しかし、ヒト骨髄腫の再構築が見られたマウスは一匹もなかった。一方、SCID-rabモデルにおいては、SCIDマウス皮下に移植されたウサギ骨髄へのヒト骨髄腫細胞の生着が見られたが、生着していたのはCD38^<++>形質細胞のみで、CD19^+B細胞の生着は見られなかった。以前の報告にて骨髄腫前駆細胞が存在するとされているCD138-骨髄細胞はSCID-rabマウスに生着、骨髄腫を再構築したが、生着している細胞はCD19^+B細胞ではなく、CD38^<++>CD138-骨髄腫形質細胞であった。以上より、骨髄腫前駆細胞はCD38^<++>形質細胞中に存在することが示された。さらに我々は本研究において、CD48がほとんど全ての骨髄腫形質細胞に高発現していることを初めて明らかにし、抗CD48抗体による骨髄腫治療の可能性を示した
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