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アレルギー体質関連遺伝子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 21790955
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 膠原病・アレルギー内科学
研究機関東京理科大学

研究代表者

大野 慎一郎  東京理科大学, 研究員 (90513680)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードアレルギー・ぜんそく / 免疫学
研究概要

Th1/Th2バランスの制御バランスの制御機構には、遺伝的背景によって差異があることが、近交系マウスを用いた解析から分かってきている。我々は、Th2優位な系統としてBALB/cを、Th1優位な系統としてB10.D2を用い、BALB/c系統にB10.D2をもどし交配を重ねることにより、BALB/cの遺伝的背景を持つコンジェニックマウスを作製し、それぞれのコンジェニックマウスの中で、Th1優位なB10.D2の表現型を持つマウスを構築した。T細胞からのIL-4産生能を表現型として、各染色体上に存在する特異的マイクロサテライトを利用した遺伝的連鎖解析から、染色体16番目の染色体上の限局した30Mbの領域に、T細胞からのIL-4産生能と非常に高い連鎖関係を持つ場所を見いだし、DICE(Determinant of IL-4 commitment)とした。150遺伝子のDICE領域内に存在する遺伝子において、マイクロアレイを用い、BALB/cとB10.D2間に存在するうち、60遺伝子についてmRNAの発現パターンが異なるものを検索した。その結果、発現パターンが異なる遺伝子Minaが同定された。この遺伝子について、幅広い近交系マウスで、T細胞からのIL-4産生能との相関性を検討したところ、いずれの場合もこの遺伝子の発現が高い場合、T細胞からのIL-4産生が減弱する逆相関の関係が認められた。また、マウス系統間におけるSNPの存在についても、非常に良く連鎖していることが明らかとなり、この遺伝子がマウスにおいてアレルギー体質関連遺伝子として働くことが明らかにされた。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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