研究課題
若手研究(B)
移植腎機能喪失の主要な原因である慢性移植腎症(CAN)の臨床的診断は困難で、小児患者にも安全で非侵襲的な診断法はない。我々は、これまでに活性化マクロファージ(Mφ)の亜型であるCD163陽性Mφが組織の慢性化病変の形成に関与することを報告してきた。今回は、患者尿でCD163抗原の定量を行い、組織所見、臨床所見との関連を検討した。腎生検組織において、間質のCD163陽性Mφ数と線維化が正の相関を示し、尿中CD163の値は急性期を過ぎた安定期の移植腎機能および間質の線維化と相関を認めた。CANの進展に、CD163陽性Mφが深く関わっており、尿中CD163はCAN早期診断のための非侵襲的なマーカーとして使用できる可能性が示唆された。
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