研究課題
若手研究(B)
全身性エリテマトーデス(SLE)の発症には多因子が関与しているため、従来のゲノム関連解析で遺伝要因を解明することは困難であった。本研究では、メンデル遺伝形式で発症するSLE家族症例を対象に、ポジショナルクローニング法を適用し、責任遺伝子を同定することを目的とした。本研究で集積したSLE家族症例のうち、3名の同胞がSLEを含む自己免疫疾患を発症した血族家系を対象にポジショナルクローニングを行い、二つの候補遺伝子座(FSLE-1:0.7Mb、FSLE-2;1.1Mb)を同定した。MLOD値はそれぞれ1.7、2.5であった。FSLE-1領域には遺伝子は含まれず、FSLE-2領域には40個の遺伝子が存在していた。今後、FSLE-2領域についてはCapture-resequencingを行う予定である。
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