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RSV感染症における肥満細胞の脱顆粒化を誘導する非免疫系シグナルの特定

研究課題

研究課題/領域番号 21791022
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関国立感染症研究所

研究代表者

白戸 憲也  国立感染症研究所, ウイルス第三部, 主任研究官 (40415477)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2010年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2009年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード小児感染症学 / ヒトRSウイルス / HMC-1 / サイトケラチン8 / サイトケラチン18 / 肥満細胞 / 脱顆粒化 / A549
研究概要

RSウイルス(RSV)は世界中における小児呼吸器感染症の主要な原因ウイルスである。先の研究で、RSV に感染したA549細胞は肥満細胞の脱顆粒化を誘導することが出来、それはRSV感染A549細胞上に発現するなんらかの非免疫系シグナルによってひきおこされることを報告した。そこで本研究ではそれらのシグナルの特定を試みた。いくつかの分子をピックアップすることは出来たが、特定することが出来なかった。しかしそれらのシグナルの代わりに、RSVの複製に関連する因子としてサイトケラチン8および18(C8/18)を特定することができた。RSV 感染におけるC8/18の役割を解明するために、C8/18を恒常的に発現させたHMC-1-C8/18、およびC18を恒常的にノックダウンしたA549-C18KDを構築し、これらを用いてRSV複製動態を調べた。その結果、通常の感染ではHMC-1と比較して、HMC-1-C8/18においてわずかにウイルス複製が増加した。さらにウイルス感染効率を上昇させるためspinoculation法を用いたところ、HMC-1-C8/18細胞内におけるRSV複製量は、陽性対象のA549に匹敵するレベルであった。一方で培養上清中のウイルス量はA549と比較して100倍以上低下していた。さらに、A549-C18KDではA549と比較して、細胞内、培養上清中ともウイルス量はlog0.5~低下していた。よって、C8/18は特にその初期段階においてRSV複製に関与していることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 2010 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 細胞骨格蛋白cytokeratin8/18がrespiratory syncytial virus (RSV)の複製に与える影響について2010

    • 著者名/発表者名
      白戸憲也、川瀬みゆき、氏家誠、松山州徳
    • 学会等名
      第58回日本ウイルス学会学術集会
    • 発表場所
      徳島
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] 細胞骨格蛋白cytokeratin8/18がrespiratory syncytial virus(RSV)の複製に与える影響について2010

    • 著者名/発表者名
      白戸憲也、川瀬みゆき、氏家誠、松山州徳
    • 学会等名
      第58回日本ウイルス学会学術集会
    • 発表場所
      徳島
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [備考] ホームページ等

    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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