研究課題/領域番号 |
21791035
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
栃谷 史郎 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (90418591)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2010年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2009年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 脳発達障害 / 神経前駆細胞 / エタノール / GABAA受容体 / 発生・分化 / 神経幹細胞 / GABA_A受容体 / アルコール / 細胞分裂 / 大脳皮質 / 催奇形性 / GABA / 細胞分化 |
研究概要 |
エタノールは中枢神経系に対し先天障害を引き起こす可能性のある催奇形因子である。本研究の結果、エタノールがGABA_A受容体を介して大脳皮質原基脳室帯にある神経前駆細胞(神経幹細胞)に正常とは異なる分裂方向の細胞分裂を誘導することが明らかになった。また胎生10日目からGABA_A受容体alpha4サブユニットが神経前駆細胞に発現していること、同じく胎生10日目からTaurineやGABAというGABA_A受容体の内在的なアゴニストが大脳皮質原基に特定の層分布を示しながら、存在することが明らかになった。以上の結果は、エタノール曝露がエタノールのGABA_A受容体への作用を通じ、神経前駆細胞の細胞分裂方向制御を撹乱する結果、エタノールが中枢神経系に対し催奇形性を持つ可能性を示唆する。
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