研究概要 |
極低出生体重児76名のコホート研究において,従来式MRI評価と9歳発達予後を比較し,白質傷害と遠隔期の認知・言語・運動発達との問に強い相関が認められた.2007年6月-2010年8月に出生した極低出生体重児82名において,退院前の脳MRI定量マーカーを検討したところ,児の髄鞘形成は,出生後の日齢に応じて成熟していること,体重増加不良の児は,髄鞘形成が遅延することが示唆された.さらに,修正18か月, 36か月時に対面式発達評価を行っており,周生期の栄養,画像所見との関連性を現在解析中である.
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