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性行為HIV感染におけるToll-like receptorの役割

研究課題

研究課題/領域番号 21791067
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関山梨大学

研究代表者

小川 陽一  山梨大学, 医学部附属病院, 助教 (20377542)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
キーワード皮膚感染症 / HIV / Langerhans cells / STDs / Toll-like receptors / APOBEC 3G / Lanerhans cells / Toll-like recetors
研究概要

数々の研究において膣にHIV以外の性行為感染症(STD)が存在することにより、HIVの感染リスクが高まることが報告されてきたが、そのメカニズムは不明であった。ランゲルハンス細胞(LC)はHIV感染における最も重要な感染ターゲット細胞と考えられており、我々はSTDのmicrobial componentsがLCのTLR、あるいはNODを介して認識され、LCにおけるHIV感染を増強しているのではないかと考えた。我々はMonocyte-derived LC、あるいは、ヒト表皮LCにおいてTLR1/2、およびTLR2/6アゴニストがHIV感染を強く増強することを発見した。TLRアゴニストの代わりに、グラム陽性細菌を用いた場合も同様であった。LCにおいてTLR2刺激はHIVの複製阻害蛋白であるAPOBEC3Gの発現を有意に低下させ、さらにHIV receptorであるCD4の発現を増強した。これらがLCにおけるHIV感染増強を引き起こしていると考えられた。以上より、膣にSTDとして存在するグラム陽性細菌の構成要素がLC上のTLR2を介して認識されることにより、生体内でのHIV感染および播種の増強が引き起こされていると考えられた。

報告書

(3件)
  • 2010 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Gram-positive bacteria enhance HIV-1 susceptibility in Langerhans cells, but not in dendritic cells, via Toll-like receptor activation.2009

    • 著者名/発表者名
      Ogawa Y, Kawamura T, Kimura T, Ito M, Blauvelt A, Shimada S.
    • 雑誌名

      Blood. 113(21)

      ページ: 5157-5166

    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [雑誌論文] Gram positive bacteria enhance HIV-1 susceptibility in Langerhans cells, but not in dendritic cells, via TLR activation2009

    • 著者名/発表者名
      Youichi Ogawa
    • 雑誌名

      Blood 113

      ページ: 5157-5166

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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