脂質メディエーターによる好酸球の皮膚浸潤メカニズムとその生理的役割の解明

• 研究課題/領域番号: 21791105
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 皮膚科学
• 研究機関: 産業医科大学
• 研究代表者: 杉田 和成 産業医科大学, 医学部, 助教 (40412647)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2010年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円); 2009年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 皮膚炎症 / 再生学 / 好酸球 / S1P / S1P1 / FTY720

研究概要

スフィンゴシン-1リン酸(S1P)の好酸球循環動態および皮膚浸潤における役割について検討した。IL-5トランスジェニックマウスにFTY720を投与すると,血中好酸球数が低下する。また,好酸球のケモタキシスが亢進した。加えて,FTY720投与下では好酸球のマウス骨髄からの移出が抑制した。アトピー性皮膚炎モデルマウスにFTY720を投与すると,好酸球の皮膚浸潤が低下し,遅発型反応が低下した。S1Pは好酸球関連皮膚疾患における,皮膚浸潤に関与することが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] FTY720 regulates bone marrow egress of eosinophils and modulates late-phase skin reaction in mice. (2010)
  • 著者名/発表者名: Sugita K, Kabashima K, Sakabe J, Yoshiki R, Tanizaki H, Tokura Y.
  • 雑誌名: Am J Pathol. 177 ページ: 1881-1887
  • 査読あり
• [雑誌論文] FTY720 regulates bone marrow egress of eosinophils and modulates late-phase skin reaction in mice (2010)
  • 著者名/発表者名: Kazunari Sugita
  • 雑誌名: The American Journal of Pathology 巻: 177 ページ: 1881-1887
  • 査読あり
• [学会発表] Sphingosine-1phosphate regulates cutaneous localization and bonemarrow egress of eosinophils. (2009)
  • 著者名/発表者名: 杉田和成
  • 学会等名: 日本研究皮膚科学会第34回年次学術大会・総会
  • 発表場所: 福岡市
  • 年月日: 2009-12-05
• [学会発表] Sphingosine-1phosphate regulates cutaneous localization and bone marrow egress of eosinophils (2009)
  • 著者名/発表者名: 杉田和成
  • 学会等名: 日本研究皮膚科学会第34回年次学術大会・総会
  • 発表場所: 福岡市(JALリゾートシーホークホテル福岡)
  • 年月日: 2009-12-05
• [学会発表] Sphingosine-1phosphate regulates cutaneous localization and bone marrow egress of eosinophils. (2009)
  • 著者名/発表者名: 杉田和成
  • 学会等名: 第39回日本免疫学会総会・学術集会
  • 発表場所: 大阪市
  • 年月日: 2009-12-02
• [学会発表] Sphingosine-1phosphate regulates cutaneous localization and bone marrow egress of eosinophils (2009)
  • 著者名/発表者名: 杉田和成
  • 学会等名: 第39回日本免疫学会総会・学術集会
  • 発表場所: 大阪市(大阪国際会議場)
  • 年月日: 2009-12-02
• [備考] ホームページ等