研究課題/領域番号 |
21791121
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
小俣 直人 福井大学, 医学部附属病院, 講師 (30334832)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2009年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 気分安定薬 / GSK3β / 歯状回 / 抗うつ効果 / 神経毒性 / グルコース代謝 / ミトコンドリア機能 / ポジトロン / バルプロ酸 / リチウム / レンチウイルス / RNAi / 脳スライス / NSAIDs / 神経保護 / アラキドン酸 |
研究概要 |
バルプロ酸の臨床作用機序を、バルプロ酸のglycogen synthase kinase3β(GSK3β)に対する阻害作用に注目して検討した。実験動物の海馬歯状回におけるGSK3βの発現を抑制したところ、強制水泳試験および尾懸垂試験において抗うつ様効果観察された。従って、バルプロ酸のGSK3β阻害作用が、バルプロ酸の臨床作用機序と関係している可能性が示唆された。次に、バルプロ酸の中枢神経系における副作用の発症機序を、脳ミトコンドリア機能への直接的な影響に注目して検討した。実験動物の脳切片にバルプロ酸を投与すると、ミトコンドリア機能は低下した。従って、バルプロ酸はミトコンドリアを傷害して中枢神経系副作用を引き起こす可能性があることが示唆された。
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