研究課題/領域番号 |
21791129
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
精神神経科学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
吉川 徹 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (70456680)
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 注意欠陥多動性障害 / 近赤外線分光法(NIRS) / 薬物療法 / 前頭葉機能 / 近赤外線分光法(NIRS) / 自閉症スペクトラム障害 |
研究概要 |
注意欠陥多動性障害と診断される児童の数は年々増加しており、その治療薬であるmethylphenidate(MPH)の簡便な効果測定法の開発が求められている。今回、我々はMPH投与を受けている注意欠陥多動性障害男児10名に対して、MPHの非服薬時と服薬時において、Continuous Performance Test(CPT)課題実施中のNIRS装置による測定を行い、行動指標とNIRS測定値の変化について検討した。MPH投与時にはCPT課題での平均反応時間の延長、omission error数の減少を認めた。NIRS信号については、左右ともに課題施行中に酸素化ヘモグロビン濃度上昇と還元型ヘモグロビン濃度の軽度減少が見られたが、各測定値において服薬時と非服薬時において統計学的有意差を認めなかった。これはNIRSの測定値には個体差が大きいこと、症例数が少ないことによる限界があった。今後、症例数を増加し、更に研究を進めていくことが必要である。
|