休職に至った就労者の職場復帰に影響を及ぼす背景因子について

• 研究課題/領域番号: 21791148
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 精神神経科学
• 研究機関: 東京慈恵会医科大学
• 研究代表者: 中村 晃士 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (00291691)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: 産業精神医学 / メンタルヘルス / 休職 / 職場環境 / 完全主義傾向 / 自尊感情 / ストレス / 復職

研究概要

精神科通院患者73名(F3およびF4圏)の1年後および2年後の追跡調査を行い、64名の基礎データ(職場内での心理的負荷、職場外での心理的負荷、GHQ-30[精神の健康度]、NEO-FFI[人格傾向]、MPS[完全主義傾向]、自尊感情評価尺度など)を収集することが出来た。復職出来るかどうかに対しては、職場以外の心理的負荷、同調性が影響していることが分かり、また家族のサポートが大事であることが分かった。

研究成果

• [雑誌論文] Psychological stress factors related to depression in white-collar workers : within or outside the workplace? (2011)
  • 著者名/発表者名: Koji Nakamura , Hikaru Seto, Shinji Okino, Kazuya Ono, Makiko Ogasawara, Yuka Shibamoto, Toshihiko Agata, Kazuhiko Nakayama
  • 雑誌名: IMJ in printing
• [雑誌論文] 中年期の就労と自我同一性危機 (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村晃士、瀬戸光、沖野慎治、頴原禎人、小野和哉、中山和彦
  • 雑誌名: 精神科治療学 25巻5号 ページ: 673-679
• [雑誌論文] 中年期の就労と自我同一性危機 (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村晃士
  • 雑誌名: 精神科治療学 巻: 25 ページ: 673-679
  • 査読あり
• [学会発表] 長期休職した精神科外来通院患者の 1年後の復職状況に影響を与える背景因子の男女比較 (2011)
  • 著者名/発表者名: 中村晃士、山尾あゆみ、加藤英里、瀬戸光、沖野慎治、小野和哉、中山和彦
  • 学会等名: 第30回日本社会精神医学会
  • 発表場所: 奈良
  • 年月日: 2011-03-04
• [学会発表] 長期休職した精神科外来通院患者の1年後の復職状況に影響を与える背景因子の男女比較 (2011)
  • 著者名/発表者名: 中村晃士
  • 学会等名: 第30回日本社会精神医学会
  • 発表場所: 奈良
  • 年月日: 2011-03-04
• [学会発表] Which factors affect whether employees can return to work after long absences? A prospective study among employees with common mental disorders. (2010)
  • 著者名/発表者名: K Nakamura, A Yamao, E Kato, H Seto, S Okino, S Shinagawa, T Ito, K Obuchi, K Ono, W Yamadera, K Nukariya, H Sue, H Miyata, M Ogasawara, Y Shibamoto, T Agata, K Nakayama
  • 学会等名: 20^<th> World Congress of Social Psychiatry
  • 発表場所: Marrakech, Morocco
  • 年月日: 2010-10-24
• [学会発表] Which factors affect whether employees can return to work after long absences? A prospective study among employees with common mental disorders (2010)
  • 著者名/発表者名: Koji Nakamura
  • 学会等名: 20^<th> World Congress of Social Psychiatry
  • 発表場所: Marrakech, Morocco
  • 年月日: 2010-10-24
• [学会発表] 最近のIT技術者のうつ傾向の背景因子について-他職種との比較から- (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村晃士, 瀬戸光, 沖野慎治、小野和哉、中山和彦
  • 学会等名: 第29回日本社会精神医学会
  • 発表場所: 松江
  • 年月日: 2010-02-25
• [学会発表] Long absence from the work of the psychiatric outpatients in Japan. (2009)
  • 著者名/発表者名: K Nakamura, S Shinagawa, M Sato, K Obuchi, T Ito, K Ono, W Yamadera, K Nukariya, H Sue, H Miyata, M Ogasawara, K Umezu, F Nakahara, Y Shibamoto, T Agata, K Nakayama
  • 学会等名: World Congress of the World Federation for Mental Health
  • 発表場所: Athens, Greece
  • 年月日: 2009-09-06
• [学会発表] Long absence from the work of the psychiatric outpatients in Japan (2009)
  • 著者名/発表者名: Koji Nakamura
  • 学会等名: World Congress of the World Federation for Mental Health
  • 発表場所: Athens,Greece
  • 年月日: 2009-09-05
• [学会発表] 一般就労者の精神健康度に影響を与える背景因子について (2009)
  • 著者名/発表者名: 中村晃士
  • 学会等名: 第16回日本産業精神保健学会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2009-07-24
• [図書] 産業医ガイド(日本産業衛生学会関東産業医部会編) (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村晃士(分担執筆)
  • 総ページ数: 539
  • 出版者: 日本医事新報社