円筒状バルーンを用いた大動脈解離に対する新たな血管内治療法の開発

• 研究課題/領域番号: 21791196
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 放射線科学
• 研究機関: 神戸大学
• 研究代表者: 山口 雅人 神戸大学, 医学部附属病院, 特命講師 (10457096)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円); 2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 血管内治療 / 大動脈解離 / IVR / 円筒状バルーン

研究概要

大動脈解離に対して新たな治療用deviceとしての円筒状バルーンを開発するために、試作品の作成を行った。現状では実験応用には適用困難な状況であり、引き続き改良品について検討中である。また本研究は大動脈解離に対する治療応用を目的としているため、豚動物での解離モデル作成を検討した。血管内治療手技を用いて大動脈解離を作成することに成功し、造影コーンビームCT下および病理組織学的観察により確認することができた。

研究成果

• [雑誌論文] Endovascular Tubular Stent-Graft Placement for Isolated Iliac Artery Aneurysms. (2011)
  • 著者名/発表者名: Okada T, Yamaguchi M, Kitagawa A, Kawasaki R, Nomura Y, Okita Y, Sugimura K, Sugimoto K.
  • 雑誌名: Cardiovasc Intervent Radiol. in press
  • 査読あり
• [雑誌論文] N-butyl Cyanoacrylate Embolization for Pseudoaneurysms Complicating Pancreatitis or Pancreatectomy. (2011)
  • 著者名/発表者名: Izaki K, Yamaguchi M, et al.
  • 雑誌名: J Vasc Interv Radiol 巻: 22 ページ: 302-308
  • 査読あり
• [雑誌論文] Is Embolization of the Pancreas Safe? Pancreatic Histological Changes Following Selective Transcatheter Arterial Embolization with N-Butyl Cyanoacrylate in a Swine Model (2011)
  • 著者名/発表者名: Okada T, Yamaguchi M, et al.
  • 雑誌名: Cardiovasc Intervent Radiol. 巻: 22(in press) ページ: 302-308
  • 査読あり
• [雑誌論文] 【急性大動脈解離の集学的アプローチ(その2)】下肢血流異常を合併した急性大動脈解離の治療戦略 血管内治療の応用を中心に (2009)
  • 著者名/発表者名: 山口雅人, 杉本幸司, 岡田卓也, 杉村和朗, 北川敦士, 大北裕
  • 雑誌名: 循環器科 66 ページ: 592-597
• [雑誌論文] Endovascular Tubular Stent-Graft Placement for Isolated Iliac Artery Aneurysms.
  • 著者名/発表者名: Okada T, Yamaguchi M., et al.
  • 雑誌名: Cardiovasc Intervent Radiol. 巻: (in press)(Epub ahead of print)
  • 査読あり
• [雑誌論文] Percutaneous Selective Embolectomy using a Fogarty Thru-Lumen Catheter for Pancreas Graft Thrombosis : A Case Report.
  • 著者名/発表者名: Izaki K, Yamaguchi M., et al.
  • 雑誌名: Cardiovasc Intervent Radiol. 巻: (in press)(Epub ahead of print)
  • 査読あり
• [学会発表] GORE TAGの初期・中期使用成績 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山口雅人, 他
  • 学会等名: 日本脈管学会総会
  • 発表場所: 旭川
  • 年月日: 2010-10-14
• [学会発表] GORE TAGの初期・中期使用成績 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山口雅人
  • 学会等名: 日本脈管学会総会
  • 発表場所: グランドホテル旭川(北海道)
  • 年月日: 2010-10-14
• [学会発表] 大動脈ステントグラフト治療の実際 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山口雅人, 他
  • 学会等名: 日本医学放射線学会秋季臨床大会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2010-09-18
• [学会発表] 大動脈ステントグラフト治療の実際 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山口雅人
  • 学会等名: 日本医学放射線学会総会(秋季臨床大会)
  • 発表場所: パシフィコ横浜(神奈川県)(招待講演)
  • 年月日: 2010-09-18
• [学会発表] 救急のIVR-大動脈・末梢動脈疾患に対する救急IVR- (2010)
  • 著者名/発表者名: 山口雅人, 他
  • 学会等名: 第39回日本IVR学会総会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-05-20
• [学会発表] 救急のIVR-大動脈・末梢動脈疾患に対する救急IVR- (2010)
  • 著者名/発表者名: 山口雅人
  • 学会等名: 第39回日本IVR学会総会
  • 発表場所: 浅草ビューホテル(東京都)
  • 年月日: 2010-05-20
• [学会発表] Stent-graft placement for isolated iliac artery aneurysms (2010)
  • 著者名/発表者名: Masato Yamaguchi, Koji Sugimoto, Takuya Okada, Kenta Izaki, Kensuke Uotani, Kazuro Sugimura
  • 学会等名: 13th Asia Oceanian Congress of Radiology Taipei
  • 発表場所: Taiwan
• [学会発表] 外傷性胸部大動脈損傷に対するMatsui-Kitamuraステントグラフト留置術の有用性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 山口雅人, 他
  • 学会等名: 第38回日本血管外科学会総会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2009-05-14
• [学会発表] 血管疾患に対するchallenging IVR (2009)
  • 著者名/発表者名: 山口雅人
  • 学会等名: 日本医学放射線学会総会
  • 発表場所: パシフィコ横浜(神奈川県)
  • 年月日: 2009-04-19
• [学会発表] Endovascular treatment for isolated lower limb ischemia complicating aortic dissection (2009)
  • 著者名/発表者名: Masato Yamaguchi, Koji Sugimoto, Atsushi Kitagawa, Ryota Kawasaki, Kenta Izaki, Kensuke Uotani, Takuya Okada, Yutaka Okita, Kazuro Sugimura.
  • 学会等名: 2009 CIRSE (Cardiovascular and Interventional Radiological Society of Europe) Annual Scientific Meeting.
  • 発表場所: Lisbon, Portugal
• [図書] 新・心臓病診療プラクティス16動脈硬化の内科治療に迫る 大動脈解離、大動脈瘤に対するステントグラフト (2011)
  • 著者名/発表者名: 山口雅人、大北裕
  • 出版者: 文光堂
• [備考] ホームページ等