研究課題
若手研究(B)
2種の胃癌細胞、NCI-N87とMKN-45について、HER2発現の確認を行い、real time PCR法により、HER2/newの発現量を判定量的に比較検討した。その結果比較的強く発現している細胞2種を用いてその後の実験を行った。トラスツズマブを種々の濃度で各細胞に添加し、MTT法によりトラスツズマブ単独での細胞増殖効果について検討し、トラスツズマブにより細胞増殖はわずかながら抑制される傾向にあった。一方、放射線照射単独による生存率がdoe-dependに抑制されたことを確認し、トラスツズマブ存在下、非存在下群の各々を放射線照射、非照射群に更に分け、放射線照射との相乗効果について解析した。HER2が強く発現している細胞では、放射線照射とトラスツズマブによる放射線感受性が増強される傾向がみられた。
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