パターン認識に基づいたPET動態解析における安定した神経受容体濃度画像化法の構築

• 研究課題/領域番号: 21791233
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 放射線科学
• 研究機関: 北里大学 (2010); 独立行政法人放射線医学総合研究所 (2009)
• 研究代表者: 坂口 和也 北里大学, 医療衛生学部, 講師 (40521175)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2010年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2009年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 核医学 / PET / 薬物動態解析 / 神経受容体濃度測定 / 神経受容体

研究概要

PET神経受容体濃度測定において、高精度かつ頑強に画素別で受容体濃度指標を推定することで、機能画像作成を可能とするアルゴリズムの構築を目的とした。提案手法は、放射性薬剤投与から一定期間おくことで過渡平衡をなすことに注目し、その比例定数を推定する手法であった。提案手法は測定点が減少する問題を有しており実用面では不十分であったが、平衡以前のデータを用いることが可能で改善の余地があることが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] パラメトリック固有空間を利用したPET動態データの雑音除去 (2010)
  • 著者名/発表者名: 星野直輝, 本谷秀堅, 坂口和也, 坂田宗之, 石渡喜一, 木村裕一
  • 雑誌名: 日本医用画像工学会論文誌 Vol.28, No.5 ページ: 362-370
  • NAID: 130000446944
  • 査読あり
• [雑誌論文] Imaging of I2-imidazoline receptors by small-animal PET using 2-(3-fluoro-[4-^<11>C]tolyl)-4,5-dihydro-1H-imidazole([^<11>C]FTIMD). (2010)
  • 著者名/発表者名: K.Kawamura, M.Naganawa, F.Konno, J.Yui, H.Wakizaka, T.Yamasaki, K.Yanamoto, A.Hatori, M.Takei, Y.Yoshida, K.Sakaguchi, T.Fukumura, Y.Kimura MR.Zhang.
  • 雑誌名: Nucl Med Biol Vol.37, No.5 ページ: 625-635
  • 査読あり
• [雑誌論文] PETにおける神経受容体機能計測のための動態解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 坂口和也, 木村裕一
  • 雑誌名: 日本医用画像工学会論文誌 Vol.27, No.4 ページ: 286-291
• [雑誌論文] PETにおける脳神経受容体機能計測のための動態解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 坂口和也, 木村裕一
  • 雑誌名: 日本医用画像工学会誌 27 ページ: 286-291
  • NAID: 10026248132
• [学会発表] PET神経受容体濃度画像作成におけるグラフ解析法のための雑音低減処理法の構築 (2011)
  • 著者名/発表者名: 坂口和也
  • 学会等名: 第101回日本医学物理学会学術大会
  • 発表場所: (発表確定 Web開催(震災の為、横浜開催中止))
• [学会発表] パラメトリック固有空間を利用したPET動態データの雑音除去 (2010)
  • 著者名/発表者名: 星野直輝, 本谷秀堅, 坂口和也, 坂田宗之, 石渡喜一, 木村裕一
  • 学会等名: 日本医用画像工学会大会2010
  • 発表場所: 伊勢原
• [学会発表] PET受容体解析法MA1の計測データの誤差分布特性に基づく改善の試み (2010)
  • 著者名/発表者名: 星野直輝, 本谷秀堅, 長縄美香, 坂口和也, 坂田宗之, 石渡喜一, 木村裕一
  • 学会等名: 電子情報通信学会医用画像研究会MI2009-76, pp.285-290
  • 発表場所: 那覇
• [学会発表] 定量PET機能画像におけるχ2検定によるグラフ解析法開始時刻の決定 (2010)
  • 著者名/発表者名: 大柿宏人, 坂口和也, 菅幹生, 木村裕一
  • 学会等名: 電子情報通信学会医用画像研究会,MI2009-75, pp.1-6
  • 発表場所: 那覇
• [学会発表] Logan法における主成分分析を用いた雑音低減処理の評価 (2009)
  • 著者名/発表者名: 坂口和也, 他
  • 学会等名: 日本核医学会総会
  • 発表場所: 旭川
  • 年月日: 2009-10-02
• [学会発表] Logan法における主成分分析を用いた雑音低減処理法の評価 (2009)
  • 著者名/発表者名: 坂口和也, 長縄美香, 坂田宗之, 志田原美保, 関千江, 石渡喜一, 木村裕一
  • 学会等名: 第49回日本核医学会学術総会
  • 発表場所: 旭川
• [学会発表] Unbiased Logan Graphical Analysis using the Renormalization Method. (2009)
  • 著者名/発表者名: H.Hontani, N.Hoshino, M.Naganawa, K.Sakaguchi, M.Sakata, K.Ishiwata, Y.Kimura.
  • 学会等名: Brain'09 and Brain PET'09
  • 発表場所: Chicago, USA.
• [学会発表] A Noise Reduction Method for Graphical Analysis with KL-Expansion during Transient Equilibrium Condition. (2009)
  • 著者名/発表者名: K.Sakaguchi, M.Naganawa, M.Sakata, M.Shidahara, C.Seki, K.Ishiwata, Y.Kimura.
  • 学会等名: Brain'09 and Brain PET'09
  • 発表場所: Chicago, USA.
• [学会発表] A Noise Reduction Method for Graphical Analysis with KL-expansion during Transient Equilibrium Condition (2009)
  • 著者名/発表者名: Kazuya Sakaguchi, et al
  • 学会等名: Brain'09 and Brain PET'09
  • 発表場所: Chicago, USA