研究課題
若手研究(B)
一酸化炭素(CO)のもつ強力な細胞臓器保護作用は移植医療での有効な治療となりうるが、有毒ガスとして知られるCO の臨床応用には大動物による検討が必須と考え、MHC 確立クラウン系ミニブタを用いた肺移植実験に着手した。移植時のドナー180分およびレシピエント390分の低濃度CO吸入が、副作用を生ずることなく、MHC 完全不適合移植肺の生存延長効果を有した。更にドナーへのCO吸入のみでも同様の効果が得られた。前臨床大動物実験で得られたこれらの結果は、副作用の懸念が少ない臨床応用性の高いCOを用いた新たな治療法の確立に重要な知見である。
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Journal of Thoracic and Cardiovascular Surgery 2009 Nov 10
http://kuris.cc.kagoshima-u.ac.jp/412847.html
http://www.thoracic-kyoto-u.gr.jp/