研究課題
若手研究(B)
脊髄損傷モデルラットに対して嗅粘膜移植を行い、その排尿機能を評価した.雌性SDラットの脊髄をTh9レベルで完全離断し、嗅粘膜移植群と脊髄損傷対照群に分けた.膀胱内圧測定検査において、嗅粘膜移植群では対照群と比較して術後2週、4週目において残尿量の低下と排尿効率の有意な改善が見られた.外尿道括約筋筋電図では、嗅粘膜移植群は尿道の過緊張が緩和されていた.嗅粘膜移植は高位中枢からの排尿制御能を回復させる可能性と、C線維求心性神経を介した排尿反射形成を調整し、尿道の過緊張を緩和することで排尿効率を改善させる可能性が示唆された.
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J Urol. 184(2)
ページ: 775-82
Journal of Urology
巻: Vol.184 ページ: 775-782