研究課題
若手研究(B)
今回の実験において、DPD高値の膀胱癌細胞株では、TS-1が他の5-FU系経口抗癌剤に比べて、有意に高い抗腫瘍効果を認めた。また、TS高値またはDPD高値である膀胱癌細胞株は5-FUの感受性が低かった。更に、siRNAによりTSおよびDPD発現をdown-regulationさせた細胞において、5-FUの感受性が上昇したため、膀胱癌において、TSとDPDが5-FUの感受性に強く関与していることが示唆された。TS-1にTSをdown-regulationさせる効果があるCPT-11を併用することで、単剤より、有意な抗腫瘍効果の増強が認められ、CPT-11と同様の効果を有するrTS 遺伝子導入との併用による効果が期待される。
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