研究課題/領域番号 |
21791657
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
松田 洋一 久留米大学, 医学部, 講師 (90352179)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 鼓膜形成術 / 自己末梢血 / フィブリン膜 / フィブリンゲル / 側頭筋膜 / 自己末梢全血 / 鼓膜穿孔 / 慢性中耳炎 / 自己フィブリン膜 / 自己トロンビン液 / 濃厚血小板血 |
研究概要 |
鼓膜形成術は接着法の普及によって、より簡易的に確実に行われるようになり、現在では広く普及した手技となっている。しかしながら、接着のための献血由来フィブリン糊の必要性や、皮下結合組織片の採取に伴う皮膚切開の必要性がある。また、これらを代用する方法として、コラーゲン膜やキチン膜を使用する方法が報告されているが、現在まで血液由来の膜による鼓膜形成術の報告はない。この研究では、患者自身の末梢全血由来のフィブリン膜とフィブリンゲルの作製法を考案し、末梢血由来膜による鼓膜形成術を考案するにあたっての膜の安定性につて検討した。フィブリン膜は自己血漿と自己トロンビンにより作成可能であり、鼓膜の再生過程での皮下結合組織片に代わる足がかりを築くことが可能であると考えられた。いずれも、20ml程度の採血を行うのみで作成が可能であり、低侵襲かつ安全な方法と考えられた。
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