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血液網膜関門の破綻を修復する新しい薬剤の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21791685
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関山口大学

研究代表者

近本 信彦  山口大学, 医学部附属病院, 助教 (10325227)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード糖尿病網膜症 / 血液網膜関門
研究概要

本研究の目的は,糖尿病網膜症の初期病変および増殖病変に対して,フィブロネクチン由来のPHSRNペプチドがタイトジャンクションを修復し血液網膜関門の破綻を改善する効果を検討し,糖尿病網膜症の網膜血管病変に対する新薬を探索することである。その効果の確認として,2型糖尿病モデルであるラットで網膜病変の変化を検証する。
in vivoでは,ラットにおける眼底撮影および蛍光眼底造影検査の方法を確立する目的で,まず対象として11週齢のSprague-Dawleyラット(SDラット)を用いて,眼底写真を撮影し蛍光眼底造影検査を行なった。また,糖尿病モデルとして全身の細小血管異常が報告されている50週齢Goto-Kakizakiラット(GKラット)を用いて同様の検討を行った。眼底写真では,SDラットおよびGKラットの網膜,視神経乳頭および網膜血管が確認できた。蛍光眼底造影検査では,両者とも網膜血管および網膜毛細血管床が確認でき,網膜血管は直線的で径の違いから動静脈が判別可能であった。しかしながら,GKラットにおいて新生血管や無灌流領域など進行した糖尿病網膜症の所見は認められなかった。GKラットにおいては,網膜血管の透過性亢進による造影剤の前房内移行がみられ,また進行した白内障のため眼底写真および蛍光眼底造影検査が撮影不可能であった。したがってより適切な網膜病変出現の時期を探索する必要がある。
in vitroでは,マウス脳血管内皮細胞株であるbEnd3細胞を用いて,PHSRNペプチドの血管内皮のタイトジャンクションに対する効果を検討している。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書

URL: 

公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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