研究課題/領域番号 |
21791715
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
臼井 嘉彦 東京医科大学, 医学部, 助教 (50408142)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2009年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ぶどう膜網膜炎 / 補助シグナル分子 / CD4T細胞 / Th1反応 / Th17反応 / 眼ベーチェット / ICOS / サイトカイン / CD4陽性T細胞 / 眼ベーチェット病 |
研究概要 |
ベーチェット病に代表される難治性内因性ぶどう膜炎は、現在でも失明原因として大きな位置を占めており、発症にはCD4陽性T細胞(Th)による抗原特異的反応が加わりその病態を形成している。CD4陽性T細胞の活性化には抗原提示細胞からの抗原提示刺激に加えて補助シグナル分子による補助シグナルが必要である。抗原提示細胞上に発現するB7RP-1(B7 related protein-1)分子のリガンドとCD28ファミリーに属する補助シグナル分子であるICOS(Inducible co stimulator)がT細胞の活性化に重要である。眼ベーチェット病患者末梢血単核球における補助シグナル分子のmRNAの発現をマイクロアレイにより網羅的に解析した結果、補助シグナル分子の中でもICOSの最も発現が高かった。また、活動期眼ベーチェット病患者末梢血CD4+T細胞上にICOSが非活動期眼ベーチェット病患者や健常人と比較して有意に高発現していた。また、眼ベーチェット病患者末梢血単核球をCon Aあるいはぶどう膜抗原であるInterphotoreceptor binding protein (IRBP)を用いてin vitroで刺激し培養液中にanti ICOS mAb (10 μg/ml)添加したところ、Th1サイトカインであるIFN-γやTh17サイトカインであるIL-17の産生が低下した。よってCD4 T細胞上のICOSはベーチェット病によるぶどう膜炎の活動性の指標になりえ、ICOSを阻害することによりTh1およびTh17サイトカインの産生を低下することができるため、ICOSを標的として将来的に眼ベーチェット病の治療としては有用ではないかと考えている。
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