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新規405nm紫色半導体レーザーを応用した光重合型高分子歯科材料の新規開発

研究課題

研究課題/領域番号 21791864
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

亀山 敦史  東京歯科大学, 歯学部, 講師 (60338853)

研究期間 (年度) 2009
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワードコンポジットレジン / 重合開始剤 / レーザー / 半導体レーザー / 光重合 / カンファーキノン / フォスフィンオキシド / ボンデイング
研究概要

1. 各種市販光照射器の比較した紫色半導体レーザーの波長特性
現在臨床で使用されているハロゲン系光照射器3種類,LED系光照射器7種類10パターンおよび紫色レーザー1種類から発せられる光の分光特性について調べた.紫色レーザーは約405nmをピークとし,400~410nmの非常に狭い領域の光であった.
2. 各種市販ボンディングレジンの光透過特性とレーザー重合時の微小引張り強さ
市販ボンディング用レジン13種類について,各波長における光透過特性を調べた.その結果,ほとんどの製品はカンファーキノン単体とおなじ波長特性を示したが,いくつかの製品は380nm~420nm付近に透過性の弱い領域を認め,これはフォスフィンオキシド系重合開始剤の光透過波長と近似していた.また,紫色レーザーおよび2種類のLED系照射器で市販ボンディングレジン3種類を重合し,微小引張り強さ(μUTS)を測定したところ,いずれのボンディングレジンにおいても紫色レーザーは最も高い平均強さを示した.したがって,紫色レーザーは市販ボンディング材の重合に有効であった.
3. 試作液状レジンの光透過特性とレーザー重合時の微小引張り強さ
カンファーキノン(CQ),フェニルプロパンジオン(PPD),モノアシルフォスフィンオキシド(MAPO)をそれぞれ重合開始剤として含む3種類の液状レジンを試作し,そのμUTS測定を実験2と同様の方法で行ったところ,紫色レーザーで重合させた群はいずれの試作レジンについても他の光照射器と同等またはそれ以上のμUTS値を示した.しかしながら,その中でも紫色レーザーにもっとも適していると思われたMAPOはCQ,PPDに比べ低いμUTS値を示し,予想に反する結果となった.これは,重合反応が急激に起こったことで,そのポリマー鎖が短くなったことに起因すると思われた.

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Effect of Titanium Dioxide and 3.5% Hydrogen Peroxide with 405nm Diode Laser Irradiation on Bonding of Resin to Pulp Chamber Dentin2010

    • 著者名/発表者名
      Haruyama A, Kato J, Kameyama A, et al.
    • 雑誌名

      Laser Physics 20(印刷中)

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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