配分額 *注記 |
5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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研究概要 |
ガンなどの頭頸部悪性腫瘍患者は,治療のために,外科的切除術を施行され,術後に発音障害を生じることが多い.特に上顎に欠損が後遺する場合には,発声が不明瞭になり,母音の第1・第2フォルマントの関係が変化することが知られている.しかしながら,その詳細はほとんど明らかになっていない.音声の重要な要素の1つである母音は,声道形態によって規定され,音源フィルター理論[においては共鳴管である声道の形態変化を計測することによってその伝達特性を求め.発音障害の原因を探ることが可能とされる. そこで本研究では,国際電気通信基礎技術研究所(ATR)人間情報科学研究所が,情報通信研究機構(NICT)で公表している母音発話時のMRIデータのうち/a/発声時の画像を利用し,発声時の声道模型を製作することが可能となった.そして,その声道模型を用いて生体と同じ音響特性が得られることを確認した.
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