研究概要 |
本研究の成果として大きく2つの結論を得た. 1.日常生活環境下に生じる日中のクレンチングは,高度の不安傾向と関連があることが示された.また,クレンチング群の食事や会話を除く総筋活動量は,非クレンチング群に比べ有意に大きいことが明らかとなった. 2.クレンチングの発生状況の把握には,携帯型筋電計を用いた客観的な評価が必要であることが明らかとなり,本人の自覚を元にしたアンケートでは不十分な可能性が考えられた. 上記のデータを元にして進める予定であった筋弛緩訓練については,東日本大震災の影響を受け結論を得るに至らなかった.その理由の被験者のデータ収集継続困難があげられ,現在研究スケジュールを再考している.助成は終了するが,研究は継続し得られたデータは誌上で公開予定である.
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