研究課題
若手研究(B)
日中と夜間のブラキシズムにおける閾値設定と、相関関係を明らかにするため、側頭筋に対し携帯型の筋電計を用いて、昼食をはさんだ日中5時間、および夜間睡眠時5時間の筋電図測定を行った。被験者は日中および夜間のブラキシズムを自覚し、なおかつ全身疾患の既往をもたない3名とし、連続しない7日間に渡って測定した。最大咬合力による咬みしめ時の筋活動量を100%MVCとし、10%WC、20%MVC、30%WCのそれぞれに対し1~5秒持続時間を組み合わせた15通りの閾値に対して昼夜のイベント回数における相関係数を算出した。その結果、日中5時間と夜間5時間の側頭筋におけるブラキシズムイベント数は、被験者それぞれの閾値において高い相関関係があることが明らかになった。今後、さらなる被験者数を募るとともに、日中および夜間のブラキシズムの関連を検証する予定である。さらに日中においてバイオフィードバックを用いてクレンチングイベントを抑制することにより液問のブラキシズムイベントの変化を検証し、臨床応用を視野に入れた実験を行っていく予定である。なお、本年度の実験結果を2010年度のInternational Academy for Dental Researchにおいて発表予定である。
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