エナメル上皮腫細胞株を用いた浸潤機構の解明-3次元浸潤増殖モデルによる解析-

• 研究課題/領域番号: 21792012
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 外科系歯学
• 研究機関: 九州大学
• 研究代表者: 中尾 祐 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助教 (70457430)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: エナメル上皮腫 / 浸潤機構 / FGF / Shh / エナメル上皮種

研究概要

エナメル上皮腫切除材料とエナメル上皮腫細胞株AM-1において、Shh signaling群が認められShhsignaling pathwayの活性化が示唆された。また、Shh signaling経路の阻害剤であるcyclopmamineを添加することにより細胞増殖が抑制されたことから、Shh signaling分子が細胞増殖に関与していることが示唆され、今後の研究発展により、このsignalを阻害することにより、エナメル上皮腫の治療戦略となりうる。
浸潤に関与する、MMPおよびTIMPの発現や、サイトメガロウイルスプロモーターにGreen FluorescenceProtein(GFP)タンパクのcDNAをつないだプラスミドをAM-1に遺伝子導入し、安定して蛍光を発する細胞株を用いた、3次元浸潤モデルについては現在取り組み中である。