研究課題/領域番号 |
21792128
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
臼井 通彦 昭和大学, 歯学部, 助教 (10453630)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2009年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | LPA / 骨代謝 / 歯周組織 / 破骨細胞 / Lysophsphatidic Acid |
研究概要 |
LPA(Lysophosphatidic Acid)は様々な生理活性をもつことが知られている。今回、我々は、歯周組織を構成する歯肉上皮細胞と破骨細胞に対する影響を検討した。歯肉上皮細胞において、LPAは細胞増殖を亢進し、IL-6,IL-8といった炎症性サイトカインの産生を増強した。また、破骨細胞形成に必須であるRANKLの産生も増強した。一方、破骨細胞前駆細胞において、LPAはその細胞増殖に影響を与えなかったが、RANKLによる破骨細胞形成数を増強した。そのメカニズムを検討した所、LPAはCaspase3の活性化を抑制することにより、apoptosisを低下させ、破骨細胞数が増強していることが明らかとなった。以上の結果より、LPAは歯周組織において、組織破壊を促進する可能性が示唆された。
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