研究課題/領域番号 |
21792141
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
板橋 志保 (高橋 志保) 東北大学, 歯学研究科(研究院), その他 (80451607)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 歯周病 / 動脈硬化性病変 / 疫学調査 / パノラマX線撮影 |
研究概要 |
本研究は、地域一般住民を対象とした疫学調査において、歯周病の進行程度と動脈硬化性疾患との関連を、とりわけ頚動脈における動脈壁石灰化所見に着眼して検討することを目的としている。平成21年度は11月~3月の計4回、岩手県花巻市大迫において55歳以上を対象に実施された医歯学検診において、103名を対象にデータを得た。同検診においてパノラマX線撮影を含む歯科学検査(口腔内診査、歯周病検査、口腔衛生状態および義歯に関する聞き取り調査)を行い、歯周病の病態を評価する包括的データを得た。また、併せて実施された医科学検査結果より、動脈硬化性病変の評価指標となる各種データを得ている。頚動脈において粥腫の石灰化が生じた場合、これはX線不透過像としてパノラマX線写真上で確認可能であるが、本研究のように住民検診の場にパノラマX線写真撮影を導入し、歯周病による歯槽骨吸収量の評価のみならず、同画像上での頚動脈石灰化所見をも評価した例は過去になく、本研究の新奇性が高い。 本年度調査対象者のうち、必要なデータが不足なく得られた102名に、昨年度までの同検診の受診者204名分のデータを加えた計306名分について、口腔内に認められる歯周病の進行程度及びパノラマX線写真上の頚動脈石灰化所見の有無と、動脈硬化性疾患の指標、および関連因子と考えられる全身状態に関するデータベースを作成した。平成22年度以降の同検診において対象者を増やし、統計学的解析を加えていく所存である。
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