研究課題
若手研究(B)
肥満と歯周病との間に正の相関があることが知られている。運動による肥満の改善は、歯周状態にも良い影響を及ぼす可能性がある。本研究では、高脂肪食を与えたラットを用いて、歯周組織に対する運動の効果を検証した。8週齢ウィスター系雄性ラット42匹を対照群、高脂肪食群および高脂肪食+運動群に分けた。高脂肪食+運動群は1週間に5回の頻度で運動させた。実験期間は4週間または8週間とした。その結果、8週間で、体重、reactive oxygen metabolites(ROM)レベル、8-hydroxydeoxyguanosine(8-OHdG濃度)および結合組織中の好中球密度が対照群に比べて高脂肪食群で有意に高い値を示し、高脂肪食+運動群では高脂肪食群よりも有意に低い値を示した。運動による肥満予防は、血清の活性酸素種の増加を抑え、歯肉の酸化ストレスおよび歯周組織の炎症を抑制する可能性がある。
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Arch Oral Biol in press
120003324226
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