研究課題/領域番号 |
21792267
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 聖路加看護大学 (2011-2012) 首都大学東京 (2009-2010) |
研究代表者 |
浅井 宏美 聖路加看護大学, 看護学部, 助教 (40511126)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2012年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 新生児看護 / ファミリーセンタードケア / 新生児集中治療室(NICU) / 新生児中治療室(NICU) / 教育プログラム |
研究概要 |
本研究は3カ年計画であり、本年度は、教育プログラム開発に向けた関連領域の文献検討および専門学会での情報収集、先行研究結果の再分析、NICU看護師対象のニーズ調査を実施した。具体的な内容は以下の通りである。 1.関連領域の文献検討 [NICU]/[family-centered care]/[program]などを主なキーワードとし、PubMed,CINAHL,医中誌Web等を用いて文献検討を行った。その結果、欧米には患者・家族へのケアの質改善を目指し、ケア提供者を対象とした様々な教育プログラムがあり、その一つとして、米国にはInstitute for Family-Centered Careという非営利組織が、教育プログラムの提供を含め患者・家族中心のケアの理解と実践を促す様々な活動を行っていることが明らかになった。また、国内にはNICUにおける患児・家族中心の看護ケアに特化した教育プログラムは開発されておらず、病児を持つ家族へのケア向上のため、看護師を対象としたFamily-Centered Care(以下、FCC)実践のための教育プログラムの開発の重要性が示唆された。 2.教育プログラム開発に向けた情報収集およびニーズ調査の実施 プログラム開発に向けた情報収集のため、第47回日本周産期・新生児医学会等の学術集会へ参加し、周産期医療・看護に関する最新の知見や妊産婦・新生児およびその家族へのより良いケア提供の在り方についての示唆を得た。また、研究者の先行研究結果の再分析、NICU看護師対象のニーズ調査の結果、特に臨床経験年数の短いNICUの看護師は家族に対する情報提供が十分に実践できていないと認識していることが明らかになった。FCCの理念に基づく看護を実践するためには、看護師の情報提供者としての役割認識の強化、FCC実践に対する自己効力を高めるような教育の重要性が示唆された。
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