研究概要 |
アサーション等の臨床心理学的手法を看護実践の場で活用するためには,人間対人間の関係についての理解を深めることが大切だと考える.そこで本研究では,人間性心理学に関わる基礎知識習得と看護実践での活用を目指したプログラムを考案した.プログラムの評価指標として ソーシャルサポート認知 心理的報酬感 仕事満足度 仕事継続意思を用いた. プログラムは1日5時間,研究協力者である臨床心理学研究者(金子周平・鳥取大学)によって行われ,参加者は14名で訪問看護師は9名であった.介入前と介入後の2時点比較の結果,全ての評価尺度において得点が上昇していた(有意差なし).また介入前より介入後に「人間対人間の関係について深く考える」ことに活用できそうだと回答した対象者が増加した.
|