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介護施設における看取りケアの実践的教育手法の開発-ペルソナ手法の応用-

研究課題

研究課題/領域番号 21792330
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 地域・老年看護学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

原沢 優子  名古屋市立大学, 看護学部, 講師 (70303774)

研究期間 (年度) 2009 – 2012
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2009年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード終末期ケア / 看取り / 介護老人保健施設
研究概要

本研究の目的は、ペルソナ手法というWebサイト作成領域の手法を看取りケア教育に応用し、介護施設における看取りケア教育の実践と評価を通じて改良を重ね、看取りケア教育の一つの手法として提案することである。
2010年度は、2011年の研究計画を前倒して、昨年度から明らかにした「介護老人保健施設の施設スタッフが看取りに関して示す典型パターン」に対応して教育研修を2010年11月~2011年3月までの期間に1回/月の頻度で実施した。また、看護学生への教育研修も行った。本報告では、施設スタッフ研修について報告する。典型パターンは、終末期ケアの知識レベル:自分自身の「死に対する態度」が未自覚である、終末期ケアについての基礎知識が乏しいとした。終末期ケアへの関心レベル:リハビリ・栄養管理職は看取りケアが自分に関連が薄いと捉えている、看護・介護・ケアマネージャー職は各人ができるレベルでの具体的な終末期ケア方法を知りたがっているが、自発的に勉強するには至らないとした。終末期ケアの実施レベル:各人が過去に経験したことを自分なりの考えを含めて実施している状態で自信はない、主に看護師が指揮する方法で介護士を始め施設全体の看取りケアが運営されている状態とした。教育研修は「終末期ケア勉強会」として、自発的に施設スタッフが学ぶことを推奨する趣旨で進めた。研修内容は、死生観尺度を使い、自分自身の「死に対する態度」を自覚することから始め、終末期ケアの質を決める事象、家族ケア、遺体のケアの具体的方法等をトピックスとし、講義だけでなく施設スタッフ間でディスカッションする時間を設けた。様々な職種を含むグループ構成を行い、自分が何を具体的に実施していくか?といった一歩前に進む具体案を宣言させるようにファシリテートした。この教育研修の評価は、具体的な終末期ケアの方法がわかった。これまでの間違いを修正できるなどが聞かれた。また、この研修を終えて施設スタッフの典型ペルソナには、抽象的な現象理解が苦手であり、具体的な手順は理解できる層という性格特性を追加し改良すべきであると思われた。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 介護老人保健施設における終末期ケア実施の実態調査2010

    • 著者名/発表者名
      原沢優子、山田紀代美、中村恵子
    • 学会等名
      日本老年看護学会
    • 発表場所
      ベイシア文化ホール(群馬)
    • 年月日
      2010-11-07
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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