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子どもの出来事の報告を促進する要因:嘘・真実の議論(TLD)の効果

研究課題

研究課題/領域番号 21830011
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 教育心理学
研究機関北海道大学

研究代表者

上宮 愛  北海道大学, 文学研究科, その他 (50555232)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
1,885千円 (直接経費: 1,450千円、間接経費: 435千円)
2010年度: 741千円 (直接経費: 570千円、間接経費: 171千円)
2009年度: 1,144千円 (直接経費: 880千円、間接経費: 264千円)
キーワード嘘・真実の概念理解 / 幼児 / 子どもの証言の信用性 / 司法面接法 / 嘘をつく行為 / Truth Lie Discussion(TLD)
研究概要

本年度は,情報収集,幼児を対象とした調査の準備,大学生を対象とした予備調査を行った。進行状況は以下の通りである。
1.「子どもによる自発的,および,他者の指示による嘘におけるTruth Lie Discussion(TLD)の効果」の実験では,参加者の子どもに嘘をついてもらうなどの手続きが含まれるため,倫理的な問題点を含め,課題を再度検討中である。また,参加協力幼稚園,実験協力者を現在探しており,6月末頃から実験を開始する予定である。
2.子どもの証言の信用性についての調査を実施。大学生184名を対象とし,一般市民が子どもの証言の信用性についてどのように認職し,判断しているかについて質問紙調査を実施した。本調査の結果をもとに,平成22年度に計画している,「TLDが子どもの証言能力を判断する大人に与える影響について」の調査で用いる模擬裁判の実験刺激を作成する。また,本調査の結果については,日本心理学会第74回大会にて研究発表を行う予定である。
3.情報収集については,Annual San Diego International Conference on Child and Family Maltreatmentにて,36時間の司法面接法に関するトレーニングに参加した。研究テーマであるTLDは,子どもから体験した出来事についての証言を聴取する手法である,司法面接法の中に取り入れられている。トレーニングに参加し,実際の性虐待の事例における司法面接の中でTLDが用いられている地域と用いられていない地域があることが解った。この事実を踏まえて,今後の研究の中で,TLDの有効性を検討すると同時に,TLDを用いる場合の問題点などについても検討していく必要があると感じた。
来年度は,まず,1.の実験においてデータ収集を開始し,2.の調査の実験刺激作成にとりかかる予定をしている。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 幼児による人形を用いた出来事の報告2010

    • 著者名/発表者名
      上宮愛・仲真紀子
    • 学会等名
      日本発達心理学会第21回大会
    • 発表場所
      神戸,神戸国際会議場
    • 年月日
      2010-03-26
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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